犬や猫の椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、椎間板の円板が脊髄側に突き出して脊髄を圧迫して起こる疾患で、その突出の度合いや場所により痛みや様々な運動障害を引き起こして来ます。特にダックスフンドやビーグルなどは、軟骨異栄養症という遺伝的な疾患により生後6ヶ月位から変性を起こす事が知られています。
最初のサインは、動きたがらなくなったり、痛みから始まります。そして進行すると、後肢のふらつきや麻痺、排尿障害などに進行していきます。
予後に大切なのは、早期の診断と治療です。診断は、神経学的検査と麻酔下でのレントゲン検査(脊髄造影)、CT検査です。 治療は、検査を進めながら脊髄の腫れをひかせる点滴治療と早期の手術です。

犬の椎間板ヘルニア、椎間板ヘルニア画像 椎間板ヘルニアの断面図
 CTスキャンによる椎間板ヘルニア
 突出部分が髄液を塞いでいます
頚椎および頚髄の横断図

脊椎疾患の症状の進行過程について

脊髄疾患(主に椎間板ヘルニア)は、まず痛みから始まり、その後、脚の裏を地面に着く感覚がなくなり、皮膚の痛み感覚が無くなり、更に進むと骨を強くつまんでも痛みを感じなくなります。そして最終的には、自力排泄が出来なくなります。

椎間板ヘルニアの症状

椎間板ヘルニア症状の5段階

犬 椎間板ヘルニア症状1…痛み  犬,椎間板ヘルニア次 犬 椎間板ヘルニア症状2…CP消失 犬,椎間板ヘルニア次 犬 椎間板ヘルニア症状3…SP消失 犬 椎間板ヘルニア次 犬 椎間板ヘルニア4…DP消失 犬 椎間板ヘルニア次 犬 椎間板ヘルニア症状5…排尿困難
椎間板ヘルニア犬の痛み 犬 椎間板ヘルニアのCP消失 犬 椎間板ヘルニアのSP消失 犬 椎間板ヘルニアのDP消失 犬 椎間板ヘルニアの排尿困難

※CPとは…固有位置感覚のことで、足の裏を地面に着く感覚のこと
※SPとは…浅部感覚のことで、皮膚の痛み感覚のこと
※DPとは…深部感覚のことで、骨を強くつまんだ時の痛み感覚のこと

椎間板ヘルニア治療法

内科療法…症状が疼痛のみの時
手術療法…疼痛時・歩行障害・起立不能

椎間板ヘルニア治療例へ