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ラルフ ちゃん 犬 ミニチュアダックス ♂去勢済 3歳
自宅で出産させた子犬の中で一匹だけ残した子がラルフです。親犬を含め犬達は、家族の中で一番息子が大好きで、いつも息子の部屋で遊んでいました。
ある日ベッドに飛び乗ったあと、ふらつき始めて様子がおかしい事に気がつきました。 つい、「遊んでいて何かしたんじゃないのか・・・!?」と息子をしかってしまいました。
しかし、ふらつきながらもまた歩くので「あ!大丈夫かな!」と思って皆で安心していたのです。ところが翌朝になると、後肢がだらんとしていて、前肢のみでしか動けなくなっていました。
「これは大変だ!」とインターネットで検索し、「セ ンター病院」にかかり、とにかく早い処置をした方が良いという知識も得て、「動物手術センター」にてす
ぐに手術が行われました。
朝に来院して、日中に手術をし、夜には退院の運びとなり、こんなスピーディーは展開は他の大学病院などではできないとつくづく思いました。
術後、リハビリの為の指マッサージをがんばりました。また、排せつの感覚は残っていましたが、 ちゃんと排泄ができるかどうか心配でしたので、お腹のマッサージも行いました。
リハビリの甲斐があり、突然立つ事ができるようになり、今まで引きずっていた肢を自分で動かし始めました。それからは立たせるように補助をしながら、ケアを続けました。
「とにかく歩けるように、やれるだけの事はやろう!やる事やってもダメなら仕方がないが、痛みだけでも取ってあげよう」と手術を決断しました。
現在では、あのダランとした肢が復活して良くなり、歩くことができています。まるで奇跡が起こったようでした。