尿道閉塞症・膀胱破裂・腎後性腎不全・RCM(心筋症)
猫 ヒマラヤン プリンちゃん 2歳
ある日、突然グッタリとし、立ちあがれなくなりました。前日までは元気に走り回っていたにもかかわらず…!。
ビックリして以前から診てもらっているかかりつけ病院へ連れて行くと、膀胱がパンパンに大きくなっているので、とにかく急いで尿を抜いて検査をしましょうとのことで、そのまま検査入院となりました。その結果、「非常に危険な状態であり、もう亡くなるだろうからあきらめて下さい。自宅で看取りますか?このまま病院で預かりますか?」とまで言われました。
そこで、以前救急でお世話になった事のあるアニマルメディカルセンターなら、何とかしてくれるのではと思い、かかりつけ病院から退院したその足で病院へ向かいました。
到着して、そのままお預けし、2日間集中治療を受け、状態が落ち着いた所で、「動物手術センター」にて尿道と膀胱の手術をしてもらいました。
どうなることかと心配しましたが、手術は無事に終わりました。
今回、術前検査で全身くまなくチェックしてもらった結果、心臓にも疾患がある事が判明しました。もともと口で呼吸したりする事がたまにあり、「おかしいな?」と思う事もありましたが、心臓の薬を飲むようになったら、その症状はまったく無くなりました。
退院後のケアでは、食事の管理や排便の始末に苦労しました。軟便になるとお尻の傷に便がくっついてしまうので、清潔に保つように、排便後はすぐにシャワーで洗い流すようにしました。カラーがついて食べづらそうにしているので、湯呑を台にしてお盆を置き、高さと重さを調整してそのお盆の上に食事やお水の皿を置くなど、食事がスムーズに出来るように工夫しました。しかし、薬はあまり好きではないようで、薬の袋の音がするとケージへ戻ってしまいました。
がんばってケアを続けたおかげで、今では普通の生活を送る事ができています。
プリンは呼ぶと寄ってくるので猫らしくなく、何だか犬みたいな性格のかわいい子です。今回、他の病院でもうダメだと言われていましたので、今こんなに元気になって本当に嬉しいかぎりです。
尿道結石による尿道閉塞症 膀胱結石
犬 シーズー ポッキーちゃん 12歳
ある夜、いつもと様子の違う鳴き方をし続けました。何か雄叫びを上げるように、トイレに行ったり来たり、時に突然体を湾曲させて痛みを訴えるような様子をみせ、全然寝ようともしませんでした。
もともとかかりつけ病院で心臓が悪いと言われていましたので、最初、その病気の症状なのかと思いました。
夜間の病院をネットで探したところ、夜間も診てもらえるとのことで、「日本動物救急医療センター」にかかる事にしました。
詳細な検査の結果、尿道に石が詰まって尿が出なくなっていることが判明しましたので、直ちに「動物手術センター」にて手術で取り除いてもらうことにしました。
退院後は尿は出るようになりましたが、なかなか食欲が出なかった為、一度点滴治療をうけました。食欲も増進するお薬をだしてもらいました。二つの治療がとても効果があったようで、若干興奮気味になる位食欲が戻ってくれました。
今ではすっかり元気になり、排尿も順調です。
手術して本当に良かったです。
尿道閉塞症・軟口蓋過長・鼻孔狭窄・前立腺肥大
犬 パグ コテツちゃん 2歳
今思えば震えていました。
シャンプーした後だったので、そのせいかと思っていたのですが、翌日に、トイレで排尿姿勢をとっているのに、尿が出ていないことに気が付きました。
「これはおかしい!」と思い、「センター病院」にかかり、詳しい検査をしてもらったところ、尿道閉塞症であることが判明しました。そんな病気が犬にあるなんて全く知りませんでした。
この病気は命に関わるものなので、すぐに「動物手術センター」にて手術が行われました。
短頭種特有の鼻穴が狭いこと、喉の奥の軟口蓋が長い事の指摘も受けましたので、尿道閉塞症の手術と一緒にそちらの手術もしてもらいました。
術後、カラーを気にして尿がしずらそうではありましたが、投薬などのケアもきちっと行ったので、出にくいという事はなくなり、今ではスムーズに排尿できています。今後は療法食でコントロールをしていきます。
以前は、散歩の時に呼吸がとても苦しそうでしたが、この手術を受けてからは劇的に変わりました。一緒に部屋にいても呼吸音の静かな事!静かな事!…今までとは全く違います。本当にこれらの手術を受けて良かったと思っております。
尿道閉塞症・鼠径ヘルニア
猫 雑種 コロナちゃん 1歳
コロナは我が家の室外機の外にいた子猫で、何かの縁と思い家族に迎え入れました。その当時はガリガリで痩せていて、皮をつかんでのばすとその形のまま固まってしまうくらい脱水していました。
2週間くらい前からおしっこがでにくくなっているのがわかりました。砂の固まり具合がいつもと違っていて、大きさが小さくなり、点々となってきました。 その内、色が何となくおかしい事にきづいたのですが、元気や食欲はあったので様子を観ていました。。
ところがある夜、急に腰が砕けたように倒れこんでしまいました。かかりつけ病院で、カテーテルを入れて一旦は尿をだしてもらい、そのまま自宅でのケアを行ったのですが、熱っぽいのに加えて、飲まず食わずで元気もなくなり、とても大変でした。そこでアニマルメディカルセンターの「動物救急医療センター」へ転院し、検査をした結果、「尿道閉塞症」で尿が出にくい事が判明し、手術を勧められました。陰睾もあることが判り、「動物手術センター」でそれも同時に手術を行うことになりました。
術後は尿は出るようになったものの、食事をなかなか摂ることができず、「重症動物看護センター」に入院して、1週間チューブからの食事を行ってもらいました。 おかげですこしづつ食欲が上がりだし、無事に自宅に帰れるようになりました。 今ではコロナはかけがえのない家族の一員となっており、良くなって良かったと思っています。
尿道閉塞症
猫 雑種 ペコちゃん 3歳
ある日、トイレの砂が赤く染まっており、「何だろう?」と見てみると、血尿のようでした。食欲はありましたが、尿があまり出ず、それでも頑張って尿を出そうとしておりました。
かかりつけ病院にて治療を受けましたが、同じ症状を何度も繰り返し、完全に治りきることが出来ずにいました。そこの先生からは、このような状態が繰り返されると、体にとても負担がかかるので、手術をしてちゃんと治療を受けた方が良いと、アニマルメディカルセンターを紹介してもらい、手術を前提にまずは「センター病院」を受診しました。迅速に検査の結果、尿道が閉塞している為、「動物手術センター」にて緊急手術を受けました。
手術は無事に終了し、自宅でのケアとなりました。
最初カラーを付けているという感覚がわからず、ラーメンどんぶりにお水を入れてあげると、上手に飲む事が出来ました。投薬も始めは与えるのが大変でしたが、そのうちにペコも私も慣れてきて、うまく飲めるようになりました。尿の方も、すぐに普通の状態に戻り、ちゃんとしっかりと出るようになり、今までの生活を送っています。手術をしてもらって、本当に良かったです。
尿道閉塞症
犬 パグ 風太(プータ)ちゃん 10歳
数日前から排尿に時間がかかるようになってきました。高齢の為だと思っていましたが、ある夜、突然血尿が出てきました。その後、立ったまま動かなくなってしまい、様子がおかしくなり、「これは大変!」と緊急に「動物救急医療センター」を受診しました。
すぐに診察を受けると、尿道が閉塞し、尿が出ない状態であることが判明。このままでは、膀胱が破裂する恐れがある為、直ちに尿が出るように処置をしてもらいました。状態が落ち着いてから、詳細な検査を行った結果、膀胱にも炎症がある事がわかりました。
尿道閉塞症は膀胱結石など色々な原因が考えられますが、腫瘍による可能性が大きいとのことで、「動物手術センター」にて新たな尿道口を形成するという手術をしてもらうと同時に、生体組織を採取して腫瘍に詳しい米国の大学にサンプルを送って検査をしてもらうことにしました。
手術は翌日の早朝に行うことと致しました。突然の事だったので、手術以外の方法はないのかなど、手術前夜に不安な事を家族一緒に再度相談に伺いました。遅い時間にも関わらず、先生やスタッフの方が親切に対応して下さり、やはり手術はしなければ良い方向には向かわないとの事が解りましたので、改めて手術をお願いしました。
翌朝、手術が行なわれ、その日の午後には退院する事が出来ました。組織検査の結果、腫瘍は無く、尿道が線維化して狭くなってしまったとの事が判明しました。知らないうちに炎症を繰り返していたのかもしれません。
術後の食事は、病院からの指導を受けて療法食をあげています。食欲は旺盛で、投薬用に頂いた蜂蜜のようなクリームを気に入っており、薬をおやつのように喜んで食べています。お陰様で、手術してから2週間あまりですっかりと元気になり、今では新しくできた尿道口からスムーズに排尿しています。傷口は陰のうの内側でほとんど見えません。 これからは再発しないように食事の内容など気を付けて行こうと思います。
尿道閉塞症
猫 アメリカンショートヘア クルミちゃん 2歳
家族がクルミの体を触っていたら、お腹が異常に固い事に気が付き、よく見るとパンパンに張っていました。その前に元気もなく、食欲も落ちていたので、「なんだかちょっとおかしいな」は感じていました。
かかりつけ病院で診てもらうと、尿が貯まっているとのことで、カテーテルで尿を出してもらいました。一旦自宅へ帰りましたが、状態がとても悪くなってきたので、急きょ「動物救急医療センター」に連れて行く事にしました。
検査の結果、尿道が再び閉塞してしまっている為に腎機能の状態が悪くなっていることが判り、状態が安定してから「動物手術センター」にて手術をしてもらう事になりました。尿道閉塞という病気の事は全然知りませんでした。手術は無事に終わりました。
術後、尿はすぐに出るようになりました。カラーに慣れていない為、食事も水も摂取しにくい状態でしたが、食事はスプーンで与えるなど工夫して食べさせました。長男は薬係、長女は食事係と子供たちも担当制でケアをしてくれました。
トイレではない所で尿をしてしまうことがありましたが、ちゃんと自分で排尿することが出来るようになり、今では、カラーも取れてご機嫌な毎日を送っています。
尿道閉塞症
猫 雑種 トラちゃん 5歳
朝には、いつもと変わりなく過ごしていました。夜、外出から戻ると、トラがぐったりと横になっており、触ってみると体が冷たくなっていて、固まっている様な状態でした。びっくりして、すぐに近所のかかりつけ病院へ連れて行ったのですが、あまりにも重篤な状態で、うまく治療ができなかったので、すぐにアニマルメディカルセンターの「動物救急医療センター」へ転院を決め、駆け込みました
到着するとすぐに尿を出す処置がとられ、一命を取りとめる事ができました。 迅速に検査が行われ、尿道が閉塞している事が判明し、「動物手術センター」にて尿道の緊急手術を受けました。
最近、我が家では新しい猫が家族の一員となり、一緒に暮らすようになったのですが、トラはその子とトイレが一緒なのが嫌だったらしく、トイレではない所で尿をするようになってしまいました。暖かい頃は外へ出していたのですが、寒くなってきたので外へ出られなくなり、家の中で我慢をするようになっていたようです。それが原因で尿道が詰まり、尿が出なくなってしまったようでした。
無事に手術が終わり、その日に退院となりましたが、家に戻るとすぐに普段と同じ様な行動を取る事ができたので、かえってこちらがびっくりするぐらいでした。とにかく今回は、本当に死んでしまうのではないかと思っていた位でしたから、この回復ぶりには驚きました。
自宅での食事のケアは大変でしたが、家族皆で交替制で行ない、その甲斐あって、今ではすっかりと元気になり、尿もちゃんと出るようになりました。
同居猫とは別の部屋にトラ専用のトイレを用意したので、心おきなく排泄をするようになりました。よっぽど本人は同じトイレが嫌だったのでしょう。
今回の出来事は、トラなりの私たちへの訴えだったのかもしれません。 アニマルメディカルセンターに助けてもらって、何と言って良いのかわからないくらい、感謝の気持ちで一杯です。
尿道閉塞症
猫 スコティッシュフォールド ミーちゃん 3歳
朝には、いつもと変わりなく過ごしていました。夜、外出から戻ると、トラがぐったりと横になっており、触ってみると体が冷たくなっていて、固まっている様な状態でした。びっくりして、すぐに近所のかかりつけ病院へ連れて行ったのですが、あまりにも重篤な状態で、うまく治療ができなかったので、すぐにアニマルメディカルセンターの「動物救急医療センター」へ転院を決め、駆け込みました
到着するとすぐに尿を出す処置がとられ、一命を取りとめる事ができました。 迅速に検査が行われ、尿道が閉塞している事が判明し、「動物手術センター」にて尿道の緊急手術を受けました。
最近、我が家では新しい猫が家族の一員となり、一緒に暮らすようになったのですが、トラはその子とトイレが一緒なのが嫌だったらしく、トイレではない所で尿をするようになってしまいました。暖かい頃は外へ出していたのですが、寒くなってきたので外へ出られなくなり、家の中で我慢をするようになっていたようです。それが原因で尿道が詰まり、尿が出なくなってしまったようでした。
無事に手術が終わり、その日に退院となりましたが、家に戻るとすぐに普段と同じ様な行動を取る事ができたので、かえってこちらがびっくりするぐらいでした。とにかく今回は、本当に死んでしまうのではないかと思っていた位でしたから、この回復ぶりには驚きました。
自宅での食事のケアは大変でしたが、家族皆で交替制で行ない、その甲斐あって、今ではすっかりと元気になり、尿もちゃんと出るようになりました。
同居猫とは別の部屋にトラ専用のトイレを用意したので、心おきなく排泄をするようになりました。よっぽど本人は同じトイレが嫌だったのでしょう。
今回の出来事は、トラなりの私たちへの訴えだったのかもしれません。 アニマルメディカルセンターに助けてもらって、何と言って良いのかわからないくらい、感謝の気持ちで一杯です。
尿道閉塞症
猫 雑種 ファビーちゃん 8歳
ファビイはもともと外と家の中と外を自由に出入りしている子でした。夜間は家の中にいて、普段は外へは出ないのですが、ある日、とても外へ出たいと鳴いているので、出してあげました。
しばらくして、猫同士が喧嘩をしているようなスゴイ声が聞こえてきたので、家に呼び戻そうと思いました。いつもは「ファビイ~ちゃ~ん」と呼ぶと戻ってくるのですが、今回は呼んでも来ませんでした。「これはおかしい!」と思い、辺りを探してみると、駐車場でぐったりと横たわっているファビイを発見しました。その時、すごい鳴き声をしており、あきらかに普通ではありませんでした。夜間の出来事で、かかりつけ病院はもう閉まっていた為、「動物救急医療センター」へ急いで連れて行きました。
すぐに精密な検査が行われ、その結果、尿道に結晶が詰まっていて、尿が出なくなっており、3日位出ていなかったのではないかと思われるくらい、パンパンに貯まっていた状態であることが判明しました。尿道カテーテルで尿を出したものの、このままでは再度結晶で詰まってしまう可能性が大きい為、その結晶を取り除く手術をした方が良いとの事で、「動物手術センター」にて手術をしてもらいました。猫とはいえ、ファビイは大事な家族の一員ですからね!
手術は無事終了し、その日に退院しました。自宅では、何時何分に何を何グラム食べたとか、水を何cc飲んだとか、排泄はどの位の量だったなどを毎回ノートに記入しました。ケージの中は苦手だったようで、すぐにサークルを飛び越えてしまうので、ゴルフバッグをつっかえ棒にしてみたりと工夫をしたのですが、それも動かして出てきてしまいました。 食事の時は、カラーでぐいぐいとお皿を押してしまうので、どんどん向こうへ行ってしまい、ファビイはお皿を自分の手で押さえて食べていました。その姿がとてもおかしくて、家族はそれを見て、「プッ」と笑ってしまいました! そんなこんなで、ずっとつきっきりでケアをしました。(実はファビイはマザコンなんですよ!それがまた可愛いんです!)
現在は、トイレのしつけに取り組んでいる最中です。外へ出たいというファビイのコントロールも心を鬼にして行なっています。これからは、どんなに甘えた声で外へ出たいと鳴いてきても、出しません!
尿道閉塞症
猫 雑種 タローちゃん 6歳
ある日の夜の事でした。家の外でタローの声がしていたので、様子を見に行くと、そこにじーっとうずくまった状態でグッタリとしていました。タローに触ると大きな声で鳴き、肢がピクピクと痙攣を起していたのです。
兄弟猫が2歳の頃に、突然階段から落ちてきたことがあり、元気がなかったので朝になったら動物病院へ行こうと思っていたら、そのまま亡くなってしまったという経験があるので、すぐに電話帳で夜間救急で診てくれるところを探し、アニマルメディカルセンターの「動物救急医療センター」に駆け込みました。
検査の結果、尿道閉塞症という尿が出なくなる病気と判明し、それもこのままだとカテーテルで一時的に尿を出しても手術をしなければ自力で排尿できるようになるのが難しいくらいひどい状態だとの事ですぐに「動物手術センター」にて手術をしてもらいました。
手術は無事に終わりました。
術後は別の猫との隔離が大変でした。膀胱炎がかなりひどかったので、頻繁に尿をしてしまう為、部屋全体にペットシーツを敷き詰めて対処しました。後肢は尿でただれたりして大変でしたが、食事を手で持って行ってあげるなど、早く回復するようにとこちらもケアをがんばりました。カラーを外す時も、いきなり外さずに念のために2~3日置いてからはずすようにしました。その甲斐あって、今は元気な元の生活に戻っています。
タローは大切な家族です。飼っている以上、やはり責任もありますし、本人は治療を受けていることなど理解が出来ないので、どんなに大変なケアがあっても、決してしかったりせずに励まして声をかけて褒めてやろうと心掛けております。前向きに一緒に乗り越えることが大事な事だと思っています。
尿道閉塞症
フェレット ユズちゃん 6歳
ある日、尿が出なくなりました。尿を出そうと踏んばり続けているのですが、半日出ませんでした。かかりつけ病院では、副腎に問題があることは指摘されていました。
とても苦しそうにしていたので、アニマルメディカルセンターの「センター病院」を受診しました。尿が出せないと命に関わり、とても危険だという説明に、とても難しい手術ではありますが、すべてをこちらの病院にお任せすることにし、「動物手術センター」 にて手術が行われました。
術後は、薬を嫌がって口から出してしまうので、手玉ジェルに混ぜたりしてなんとか舐めさせました。 不自由ではありますが、カラーも付けていれば慣れるものですね。今では、すっかりと尿の出が良くなりました。
尿道閉塞症
猫 雑種 ニャンちゃん 7歳
ニャンは里親が見つかるまで我が家で預かることにした猫です。新たな飼主がきちんとした名前をつけるであろうからと名前はつけずに「ニャン君」と呼び続け、早7年。すっかりおうちに馴染んでいます。
ニャンは季節の変わり目に体調を崩したりと、もともと他の猫や犬と比べて、一番手のかかる仔でした。その中でも今回は一番心配しました。
ニャンは以前に膀胱炎を患ったことがあり、食事も尿に気を配って生活してきました。しかし突然、尿が出なくなってしまいました。かかりつけ病院での検査の結果、膀胱内に多量の結晶があるという事がわかりました。しかし、そこの病院では手術を行うことが出来ず、ニャンは尿道にカテーテルを装着し、2週間ほど入院生活を送りました。カテーテルを付け、ぐったりと横たわるニャンの姿は安楽死を考えてしまう程、可哀想な姿でした。その病院の退院後も尿は思うように出なかった為、夜間に「動物救急医療センター」にかかり、即手術をお願いしました。手術に対する迷いはありませんでした。また、アニマルメディカルセンターのホームページの治療例に、同じような症状の仔が手術の結果、今では元気に生活している事を知り、大変勇気づけられました。
ニャンの手術は無事に成功し、その日の内に退院して帰ることになりました。あまりの退院の早さに驚きましたが、病院より家の方がストレスが少なくて良いとの言葉に、以前の入院姿を思い出し、納得できました。
自宅に戻った日の夜は、まだ少し尿が出にくかったのですが、翌朝にはトイレで通常通りの排尿となりました。
食いしん坊でちょっと太めのニャンは食事制限がなかなか辛いようで同居の猫に八つ当たりをしていましたが、それも元気になった証だと思っています。
これ以上ご家族に心配をかけぬようもうしばらくダイエットに励んでもらいたいと思います。
尿道閉塞症
猫 雑種 ニャン太ちゃん 3歳
ニャン太はもともと野良猫で、食事をもらう時と寝る時に我が家にやってきていました。前から道で話しかけると反応してくれる子だったので、「お腹が空いたらうちにいらっしゃい」と声をかけたら、その日から来るようになったのです。
ニャン太は他の猫が餌を食べにくると、相手に譲ってしまうような優しい性格の子です。まるで、前に飼っていたミーちゃんという猫とまるで一緒の性格でした。そのミーちゃんは、ある日外に出て行ってプッツリと帰って来なくなっていたので、ニャン太はミーちゃんの生まれ変わりなのかもしれないと思ったものです。
ある夜、遠吠えのような声を出したので、「これはおかしい!」とかかりつけ病院へ行きました。すると尿閉塞とのことで治療が開始されたのですが、良転しませんでした。何度か入退院を繰り返したり、通院をして尿を出してもらったのですが、遠吠えするのは止まなかったので、昔お世話になったアニマルメディカルセンターを思い出し、 「ここなら何とかしてくれるのでは!!」 と受診しました。
詳細な検査を行い、「動物手術センター」にて尿道の手術をすることになりました。 但し、手術をするということは、この子の面倒を一生見るということが前提で、これからは外には出さず、家猫として飼う必要があると説明され、晴れてニャン太は我が家の子になりました。
退院後は、私達の生活時間のサイクルを変えながらも治療を続けました。 父が昨年、手術で入院した時より大変でした。 何せ、猫を外に出さず家の中でしっかりと飼うのも初めてなら、手術後の動物のケアをするのも初めてです・・・。色々と戸惑う事はありました。
投薬は最初苦労をしましたが、すぐに慣れました。 大きな3階建てのケージも用意したのに、そこは家とは思ってくれず、中に入れると、「出せ~!出せ~!」と騒ぎ出し、ちゃっかりと人間のお腹の上に陣取って満足しているのです。でもそこがまた大層可愛くて、今ではしっかりと我が家の家族の一員となっています。
「動物手術センター」で手術をしてからは、尿もきちんと出ますし、食事と投薬療法で膀胱炎の治療もでき、もう遠吠えのように鳴くような辛そうな仕草はありません。
尿道閉塞症
猫 雑種 ジュネちゃん 2歳
ジュネは、川に捨てられてずぶぬれになっているところを保護しました。ある日、排尿がうまくできないことに気が付きました。トイレでずっと同じ姿勢で力んでいました。排尿したくても排尿できない、尿道閉塞症でした。
スムーズに排尿できるように、尿道を形成してあげる緊急手術が必要でした。老廃物が排泄できなかった為、ジュネは腎不全を併発し、食欲や元気もなくなっていました。
術後しばらくは、排尿の状態や食欲の改善には苦労がありましたが、何回も何回もスタッフの方々が電話してきてくださって、アドバイスしてくれたことが励みになりました。それで、こんな時は飼い主がしっかりすることが大事なのだという事を、痛感しました。
病院でのケアと、自宅でのケアの連携プレーで、今ではきちんと排尿することができ、食欲も元に戻って、元気に生活をしております。
尿道閉塞症
猫 雑種 クマちゃん 10歳
目も開いてないうちに拾い、スポイトで哺乳して育てました。 今年で10歳になりますが、とてもおとなしくて、フレンドリーな猫です。
クマは2歳くらいの頃から、寒くなるとピンク色の尿をすることがありました。それでも1~2日でよくなり、ひどくなることはありませんでした。今年も寒くなりだしたある日、旅行から帰ると、血色のおしっこを垂れ流して、倒れこんでいました。驚いて、夜中に救急センターに掛け込みました。
キャリーバックから出すときも、ぐったり横たわっており、もしかしたら、駄目なのでは…と思ったくらいかなり危ない状態でしたが、すぐに酸素や輸液治療を開始してもらい、自分でなんとか立てるくらいには回復しました。
クマは尿道閉塞症であることがわかりました。おしっこをしたいのに、排泄できなくて、膀胱がパンパンに大きくなっていました。
こんな病気があるなんて、知らりませんでした。でも、おしっこが出なかったら大変なことになるので。手術を受けなければと手術を決断しました。
手術後は、食欲がなかったため、経鼻チューブからの強制給餌や、投薬治療など仕事をしながらケアを続けました。クマも頑張りました。
手術前には、尿を出すことができなかったために、膀胱に通常以上の尿が溜まり、膀胱がゴムの延びた風船のようになってしまい、(膀胱アトニー)排尿感覚が麻痺してしまっていました。しかし、目の開かない頃から住み慣れた自宅環境での治療に、早めに切り替えたことによって、その排尿感覚も、なんとか取り戻すことが出来ました。
手術後の回復は、猫自身が安心できる環境にいることが大切な事だと思いました。
尿道閉塞症
猫 雑種 ねこ吉ちゃん 10ヶ月
昨年春、とある工場地域で、目やにのついた飼い主のない小さな子猫に出会い、ねこ吉と名づけて一緒に暮らし始めることにしました。
ねこ吉は、健康的な食事を取り、ねずみのおもちゃで遊んだりと毎日楽しい生活を送り、すくすくと成長していました。
ところがある朝、ねこ吉にいつもの元気な様子見られず、ぐったりしていました。とても心配でしたが、仕事に出かけなければならず、夕方に帰宅した時に目にしたのは、尿と一緒に沢山の血でした。すぐに「動物救急センター」に連れて行き診察を受けました。
診断の結果、雄猫には特に多い、尿道閉塞症だと判りました。尿が出なくなると命を落とす可能性が高い為、直ぐに手術をする必要がありました。手術の際、一度の手術で済ませるといいと聞いたので、避妊やガンなどの病気、けんかの予防の為にも去勢手術もしました。
経過は順調で、今は、毎日走り回って遊んでいます。