鼻炎・鼻腔ろう管

犬の慢性鼻炎

慢性鼻炎
犬 ミニチュアダックス マロンちゃん 10歳

犬の慢性鼻炎

ある日クシャミが出始め、風邪かと思っていましたが、なかなか改善せず、何軒か病院をまわって、内服薬をもらい飲ませていましたが、クシャミ・鼻水は悪くなる一方でした。家族の仕事のシフトがいつもと変わり、生活環境が変わったのも原因かと思っていました。かわいそうだったのは、肢が短いので、クシャミをする度に床に顔をぶつけていた事です。

ネット等で鼻の病気を調べると、腫瘍だったりしたら、命にも関わってくると知り、怖くなりました。

アニマルメディカルセンターは、家族の仕事場が近くにあったので、知っていました。 24時間診療していて、検査機器も充実していそうでしたので、詳しく診てもらおうと受診しました。

全身検査の後、鼻のCT検査、組織検査を受けました。 それらの検査結果に基づき、内服薬を長期で続けています。 内服薬を包むおやつ(ピルポケット)が大好きで、投薬はとても楽ですし、マロンもお薬をもらえるのをとても楽しみにしているようです。

今ではひどい膿性の鼻汁もすっかりなくなり、クシャミもほとんどありませんし、マロンのつらそうな姿もなくなり、本当に良かったと思っています。

慢性化膿性鼻炎
日本猫 ミケちゃん 10歳

猫の慢性化膿性鼻炎ミケは以前から外で面倒を見ていた猫でした。その頃は室内に別の猫がおり、その子がアニマルメディカルセンターにお世話になっていました。その猫が他界して、ミケは家の中に入ってくるようになりました。

もともと鼻水が出ていたのですが、寒くなるとひどくなったり、暖かいと良くなったりの繰り返しでした。近所のかかりつけ病院で診察してもらったこともあったのですが、いまひとつすっきりと改善せず、歯の治療をしてみても口臭は消えませんでした。そこで、やはり前から知っている「アニマルメディカルセンター」を受診することにしたのです。

鼻の病理検査をし、歯の再治療をしてもらい、慢性鼻炎という事がわかり、今は薬を投与してコントロールしています。「やはり、こちらの病院でないとダメだわ~!」と痛感しています。

ミケはすっかりうちの子になってしまいました。 時々、家の中のある特定の場所を「ジーッ」と見つめている事があります。実はそこは前に室内にいた猫が気に入っていた場所なんです。もしかしたら、その猫がまだそこにいて、ミケにはそれが見えているのかもしれませんね。

鼻腔ろう管
ファンタちゃん 12歳 犬 ミニチュアダックス 

鼻腔ろう管の犬以前、脊髄の手術をしてもらった事があります。

今回は、以前から歯が鼻の方に突き刺さるようになってしまっており、口腔内と鼻の穴ろう管になっているので、治療をした方が良いと病院から指摘を受けていました。

水を飲んだりするとフガフガという音がして苦しそうな感じはしていました。 このまま、食事を摂ることができなくなったらかわいそうだと思い、思い切って手術に踏み切りました。

術後は、むせる事がピタリとなくなり、とても楽になり、顔も最初は腫れていましたが、すぐにスーッとひいていきました。食事をペースト状にして食べさせたり、ピルポケットという薬をくるむおやつで投薬もうまくいきました。

今回の術後のケアは、前回の手術の時よりもずっと楽に感じる事ができました。

歯根膿瘍・鼻腔ろう管
犬 マルチーズ雑種 ヒロちゃん 13歳

歯根膿瘍・鼻腔ろう管ヒロは2年前に口臭がひどくなり、咳が出始め、膿のような鼻水と眼脂が出始めました。そして徐々に、頬が腫れていきました。頬の腫れは、ひいてはまた腫れ、ひいてはまた腫れの繰り返しでした。そのうちに腫れが爆発し、顔に大きな穴が空いたような傷になってしまいました。

原因は歯石によって歯根に膿がたまってしまい、膿瘍が骨にまで進行してしまっていることが判り、早急に全身麻酔下で、膿瘍の手術と歯石の除去が必要でした。

痛いまま歳をとるのはかわいそうで、 日本のどこかにヒロを治療できる病院があるはずと、懸命に病院探しをし、アニマルメディカルセンターのホームページの治療例コーナーをみたのが受診しようと思ったのきっかけとなりました。 19歳の猫でも全身麻酔をかけての治療をしていた例を見つけたからです。ヒロは無事に全身麻酔下での口腔内手術の治療を終え、今では頬の穴もふさがり、以前よりも元気になりました。以前と同じようにように玄関までお出迎えしてくれています。

病気を乗り越えた飼い主さんのお声が、ヒロの治療へのきっかけとなってくれました。かわいくて飼い始めましたが、子犬は必ず老犬になる、当たり前のことですが、飼った時は10年先、15年先など全く考えていませんでした。まさかこんな病気になるなんて思ってもいませんでしたが、元気で過ごすことができるようになり、本当に良かったです。

軟口蓋穿孔・左視神経・動眼神経損傷
ピッキーちゃん 5か月 猫 雑種 

猫突然「ギャーーー!」というものすごい叫び声が聞こえてきたので、「なんだ?」と驚いて見ると、ピッキーがものすごい勢いでソファーの下へ駆け込んできました。床には点々と血の跡がついており、それをたどるとキッチンの床に菜箸が落ちており、先端には赤く血がついておりました。

「これは、菜箸をくわえたまま落ちて、口の中に刺さったんだ!」と思いました。その後、血も吐いたので、すぐに救急で夜間往診に来てもらい、診てもらいましたが、これはかなり重症との事で、「夜間病院」へ連れて行く事になりました。

病院へ到着し、すぐに診察してもらうと、左眼が飛び出しており、瞳孔が左右不対称で、脳神経の異常が考えられるとのお話でした。状態もどんどん悪くなっており、酸素療法を始めとした、集中治療を続ける為にアニマルメディカルセンターへ搬送してもらい、2日間入院しました。口の上側には菜箸が刺さった穴があいていました。

その後、「動物手術センター」にて手術をお願いし、すべてをお任せする事にしました。

退院後も自宅では酸素療法を行ない、食事も口からは摂れないので、食道につけてもらったチューブから与えたりして、全てスタッフの指導通りにケアを行ないました。その甲斐あって、順調に回復をし、今では、穴もちゃんと塞がり、脳神経上もすっかりと改善し、元気一杯な毎日を送っています。

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