体表腫瘍摘出
ハムスター ムロフシちゃん
飼主さん曰く、体つきがマッチョな“ムロフシちゃん”。
マッチョとはいえこんなに小さなハムスターですが、今回、数回にわたり体に出来た腫瘍の摘出手術を受けたのです。
こんな小さな体でも無事に手術を乗り越えてとても頑張っています。
エリザベスカラーをつけての生活も、ご家族が愛情深くケアしてくださいました。結果、カラーも取れ、すっかり元気なマッチョ君になりました。
骨折による右後肢断脚
ジャンガリアンハムスターサファイアちゃん 2歳半
水槽タイプのケージで飼っていて、いつも夜に掃除してあげるのですが、その日はいつもより少し遅い時間でした。
サファイアをみると、右後肢が明らかにおかしな方向に向いており、水槽の床に血も付いていました。かかりつけ病院に急いで電話をしてみましたが、夜なので不在でした。アニマルメディカルセンターが夜間も救急で診てくれることを知っていましたので、夜中にタクシーで「救急医療センター」に駆け込みました。
肢はぶらぶら状態でしたから、骨折していることは明らかだと感じていました。
検査の結果、先生から、骨折のお話、そして手術のお話がありました。
ハムスターはこの子で3代目なので知識もありましたから、骨折の場合「断脚も治療のうちの一つ」である事は覚悟しておりました。年齢も若くはありませんでしたが、痛いまま自分でかじってしまうのはかわいそうだったので、すぐに手術をして頂く事をお願いしました。
「この子は自分の息子で大切な家族の一員なんです。ですからどうぞ宜しくお願いします。」そう先生に、お伝えしました。
「動物手術センター」にて手術は無事終了し、迎えに行った時は、エリザベスカラーはしていましたが、この子なりに動きはあり、ぐったりしている事はありませんでした。
甘いもの好きが功を奏して、シロップタイプの内服薬は大好きで、積極的に飲んでくれました。しばらく顔のグルーミングが出来なかったのはちょっとストレスだったように見えましたがが、もともと小学校で飼飼われていたハムスターだったので、性格がおおらかというか、環境を素直に受け止めて自分なりに生活してくれるという感じで、適応力があるようでした。
今回は正直はっきりとした骨折の原因は分かっていないのですが、かじる事が好きなので。割り箸を水槽の四隅に立てておきました。もしかするとその割り箸を登って行ってその隙間に肢を挟んでしまい、抜けずに体が落ちたせいで折れたのかもしれません。
何せこの小さい体で、そしてこの年齢で、断脚という大きな手術を乗り越えてくれて、とてもホッとしています。
左耳腫瘍(化膿性皮膚炎)
ジャンガリアンハムスター ヒメちゃん 1歳9ヶ月
耳に何かがついており、最初は耳垢かと思っていました。それが日を追うごとに大きくなってきて、本人も気にするようになってきましたので、一度病院でちゃんと診てもらおうと思い、「センター病院」にかかりました。こちらの病院は、10年位前、以前飼っていたハムスターでお世話になった事があり、その時も非常に親身になって治療をして頂いたので、今回もお世話になろうと思いました。今でもその時の事は忘れません。
検査の結果、耳腫瘍という事が判明し、手術を勧められました。
年齢と肥満のリスクがあり、とても心配でしたが、先生とよくお話をし、体力のある今のうちに手術して切除した方が一番良い事が解りましたので、「動物手術センター」で手術をお願いする事にしました。
手術後の体の調子は問題ありませんでしたが、退院後、結構患部を引っ掻いてしまい、出血したり腫れたりと色々とありましたが、それも無事に乗り越えてくれました。
投薬に関しては、スプーンで垂らしてあげると、そのままペロペロ舐めてくれたのでうまくいきました。その子にあった治療法やケアの方法を見つけてあげる事が大切ですね。
組織検査で悪性だったら耳を取るかもしれないというお話を聞いた時は、悲しくて泣いてしまいましたが、今回良性である事が判明し、ほっとしました。前の子の時のように、健康管理に気を配っており、今回も早期に発見でき治療ができ、よかったです。エキゾチックアニマルも専門的に診てもらえるので、今後も安心して相談できます。