異物摂取

りんごを食べた直後から苦しみだす
犬 シュナウザー レオちゃん 2歳

夜10時半頃にリンゴを食べた直後から苦しみ出し、白い泡を吹き空嘔吐が始まり、呼吸困難を伴なう苦しみが始まりました。見ているこちらがパニックに陥るくらい大変な状況でした。

いつものかかりつけ病院はちょうどお休みで、とにかく病院へ連れて行かなくてはと思い、夜間でも診療してくれるアニマルメディカルセンターの「動物救急医療センター」へ駆け込みました。

速やかに対応してもらい、検査の結果は異物摂取との事で「手術センター」にて手術をお願いしました。詰まっていたものはやはりリンゴでした。

手術直後は元気がなく、しょんぼりしていたため、面会の時の反応をみて、退院を決めることにしました。しかし、反応が良く、当日無事に退院することができ ました。

翌日から流動食が始まり、毛が長い為毛先に流動食がくっついてしまうので、口の周りをまめにケアしました。薬を飲まないので、すり鉢ですって好物のものに 混ぜて飲ませたりと工夫がいりました。

レオは食べた後、布の所へ行き、口を自分でごしごし拭くくらいきれい好きなので、いつも口はきれいにしてあげまし た。 ぬいぐるみの鼻をかみ、中のスポンジを食べたりするので、今回の事は私達への何かの警告だったのかもと感じています。生活環境には十分注意していたつもり ですが、一層考える必要がありそうです。

チキンの骨をボリボリ食べ、そのまま飲み込んだ
犬 ミニチュアダックス  寿ちゃん 2歳

普段は気を付けているのですが、食後、ついウトウトしてしまい、低いテーブルの上にあったチキンの骨をみつけ、前肢でテーブルに手をかけてパ クッと食べてしまいました。コリッと骨をかむ音がし、ハッと気が付いた時には、もう既に口の中に入っており、取られまいとそのままゴクッと飲み込んでし まいました。

しばらく普通にしておりましたが、骨は怖いと心配になり、救急で診察してくれる「動物救急医療センター」へ連れて行きました。

すぐに検査をしてくれ、その 結果、レントゲン写真には骨がしっかりと映っておりました。直ちに「動物手術センター」にて手術をしてもらました。今まで手術は去勢だけでしたので、どうなることかと心配しましたが、無事に終了し、お迎えに行った時には麻酔からすっかり醒めて尻尾を振って喜んでおりま した。

術後、多少は便秘となりましたが、1回排便できるとそれからは毎日出るようになりました。骨が消化管を傷つける前に取り出すことができて良かったです。

腸内異物(おもちゃ)によるショック状態
猫 MIX カリンちゃん

嘔吐が続き、かかりつけ病院に1週間通院しておりました。おもちゃを吐いていたので、それでおもちゃは全部出たと思っていたのですが、だんだん吐物の色が緑色になってきて、痙攣まで起きてしまいました。

かかりつけ病院から紹介を受けて、アニマルメディカルセンターの「センター病院」に転院することにし、駆けつけました。

到着した時には既に瀕死の状態でした。 すぐに麻酔をかけられる状態ではなかったので、「重症看護センター」で手術が受けられるまで治療し、翌日に「動物手術センター」で手術してもらいました。腸には猫用毛玉のおもちゃが詰まっていました。そんなものが詰まっているなんて全く知りませんでした。

術後は徐々にコンディションが良くなり、ニャーニャー鳴いて寂しがるようにまで回復した為、無事に退院することができました。

退院後、流動食を与えましたが、だんだん食べなくなってきたので、食事を口元へ持っていってやり食べさせました。 もうあの時は「いちかばちかでも、できることは何でもやってもらわなければ!」という思いでいっぱいでした。

現在はすっかりと以前のように元気になっています。助かって本当に良かったです。

胃~小腸内線状異物
犬 ポメラニアン ナナちゃん 7歳

バスマットをかじっていたのですが、よくみると、ほつれてきた糸状のものがたくさん無くなっておりました。今まで、ほとんど食事以外のものを食べてしまう ことはなかったのですが、今回、発作的に食べてしまったのだと思います。

嘔吐が始まり、吐物に紐が混じっている事に気が付き、急いでアニマルメディカルセンターの「動物救急医療センター」へ駆けつけました。「これは、きっと手術で取り出さなければならないだろうな~!」と思 いながら、詳しく検査を受けたところ、やはり緊急に手術をしなければならない状態である事が判明し、全てをお任せして「動物手術センター」にて手術を受ける事にしました。

受診した時、もうすでに食べたと思われる時刻から12時間位経っておりました。後で写真も見せてもらいましたが、開腹してみると、胃だけではなく、腸にまで紐が渡っており、あと少し処置が遅かったら、大変な事になっている所でした。

退院当日は吠えたりする事も無く、静かにしていてくれましたが、少し時間が経つと、お気に入りのソファに飛び乗ろうとするので、傷が開かないかと冷や冷やしました。投薬や食事は嫌がらずにちゃんと摂ってくれたので、順調に回復していきました。

今回思いもかけないものを食べてしまい、家族みんなこれからも注意をしなければと思っています。

胃内異物(チキンの骨)・膀胱腫瘍・皮下腫瘍・胆のう切除を同時手術
犬 ウエスティ ラッキーちゃん 13 歳

ひとくち食べた骨付きフライドチキンをテーブルに置いてちょっと側を離れた隙にドアの隙間から入り、そのチキンを食べてしまいました。

部屋へ戻るとチキンを口にくわえたラッキーを発見! 何をやっても離さず、そのうちに取られまいと10cm以上ある骨をそのままゴックン!と飲み込んでしまいました。その直後、オエオエしていましたので「これはマズイ!」と対処法をインターネットで調べ、吐かせようかとも思いましたが、やはり危険だと思い直し、かかりつけ病院へ電話をした所、アニマルメディ カルセンターを紹介してもらいました。すぐに「センター病院」へ連れて行きました。

飲み込んでから病院到着まで1時間もかかっていなかったと思います。チキンを食べていた家族が「自分のせいだ・・・!」と大変ショックを受けておりました。

すぐに検査が行われ、レントゲンにはばっちりと大きな骨が映っており、大きすぎて内視鏡で取り出すのは難しい為、手術で取り出してもらう事にしました。ちょっと高齢なので、麻酔をする前に全身検査を受けた折、膀胱内や皮下に腫瘍が見つかり、胆のうにも問題があることが判明しました。一度に治療が可能であればやって下さいとお願いしました。

今までも時々、血尿をした事がありましたが、膀胱炎でしょうとのことで、投薬治療を受けていましたが、まさか腫瘍ができていたとは知りませんでした。膀胱腫瘍の組織検査を受け、結果は良性だったのでほっとしました。

退院後、食事は、もともとすぐに食べる子ではありませんでしたので、お皿に置いておくと、しばらくして食べ始めました。投薬がうまくいかず、好物に混ぜた りして工夫し、飲ませました。

今では、膀胱が半分になった為に頻繁に排尿するようになりましたが、しばらく経過を見て長い目で見て行こうと思っています。ラッキーは名前の通り、本当にラッキーな子です。たまたま骨を飲み込み、体の他の悪い所が見つかったのですからね!

異物摂取(リボン)
犬 ミニチュアダックス  ココアちゃん 11ヶ月

帰宅すると、ココアが朝まで頭に付けていたリボンが無くなっている事に気が付きました。 普段、お留守番で一頭でいる事が多く、今までもおもちゃを噛みちぎって便から出たりしたことがありました。

その日は、いつもより元気がなく、何か様子がおかしい事に家に帰っていた家族が感じていました。何かあったらココアがかわいそうだと思い、夜でしたが、念のため病院へ連れて行こうと思い、近所にある「動物救急医療セ ンター」を受診することにしました。 詳しく検査をしてもらった所、胃腸に石のようなものや、異常なガスが溜っている事が判り、「動物手術センター」で異物を取り除いてもらうことにしました。

手術でわかった事は、しっかりと頭に付けていたリボンでした。いつもと様子が違うという変化をしっかりと見逃さなかった事が、良かったのだと思います。先生にも「すぐに受診してくれたので、良かった」と言われました。ほおっておいたら腸で詰まってしまう所でした。 これからは同じ事を繰り返さないように、飼主がしっかりとしなければと思っています。

小腸内異物・膵炎
猫 ミックス ムギちゃん 15歳

突然嘔吐し始めました。吐物は色が茶色く、昔、異物摂取して嘔吐した時のような吐物でした。臭いもひどく、便に近い臭いで、そのまま嘔吐が続いたので、こ れはもう「何か詰まっている!!」と思いました。

アニマルメディカルセンターは友人が昔通っており、24時間で土日もやっていると教えてもらった事があったので、インターネットで調べて受診する事にしま した。 すぐに検査が始まり、やはり何か詰まっている事が判明し、「動物手術センター」にて緊急手術となりました。

大きな手術・入院は初めての経験で、自宅で待っている間、心配でなかなか眠れませんでした。手術で出てきたものは、ゴム草履の底の部分で、ゴム製でスポンジ状のものでした。腸にスポット入るくらいの大きさのものでした。普段からかじる事が大好き で、たまたまかじっていた所がポロっととれたものを思わず飲みこんだのでしょう。

退院後は流動食でのケアとなりました。病院に協力してもらいながら、四苦八苦しましたが、食事を食べさせる事が出来るようになりました。

即日退院には驚きましたが、ムギにとっては、早い退院はとても精神的に良かったようで、家に戻るとすぐにのびのびと寝ておりました。病院にいる間はとても緊張していたみたいですから。15歳の老齢猫ですが、大きな手術も乗り超えることが出来て、良かったと思っています。

メガネのケースをかじって食べてしまった
犬 フレンチブルドッグ ラッキーちゃん 11ヶ月

ちょっと目を離したすきに、普段は入室禁止の部屋にたまたま入ってしまい、そのまま1時間くらい気が付かず、その間に床に置いてあったバッグの外ポケット に差し込んであったメガネのケースをかじっており、眼鏡もケースもバラバラになっておりました。

ケースの側面の部分を口に入れていたのを発見し、何とか口から取り上げました。 しかし、バラバラに欠けたメガネケースの一部が探しても見つからず、もしかして食べてしまったかと思い、大事を取って「センター病院」にかかりました。

前回、ソ径ヘルニアと短頭種気道症候群の手術を受けた経験があり、「もうこれはアニ マルメディカルセンターに診てもらうしかない!」と即座に思いました。

検査の結果、お腹を撮ったレントゲンには、見つからなかったケースの一部分がしっかりと映っており、すぐに「動物手術センター」にて手術で取り出してもらいました。その日のうちに退院し、自宅でのケアが始まりました。前回の手術の経験を生かし、日記を付けながら家族で協力し合いながらケアをしました。おかげで、順調 に回復して行きました。

あの部屋の状況を見た時は、家族全員が真っ青になりましたが、迅速な対応をしてもらえたので、今回も本当にアニマルメディカルセンターに診てもらえれば安心だなと思いました。

胃内異物(綿棒84本)・食道炎・膵炎
犬 ケアンテリア  元気(ゲンキ)ちゃん 5歳

同居犬がサークルを開けてテーブル上で自分は食べ物を食べ、他の雑貨をバラバラと下に落としていました。しばらくすると嘔吐が始まり、数十回も続いた為、すぐにかかりつけ病院へかかりましたが、緊急手術はできないとの事で、翌日に手術しましょうとのお話でした。

しかし、ゲンキの状態はどんどん悪くなる一方で、もうグッタリとして今にも死んでしまいそうなくらいでした。

とにかくインターネットで調べ、「動物救急医療セン ター」で診てもらう事に決め、すぐに受診。

迅速な検査後、すぐに「動物手術センター」にて緊急手術が行われました。 開腹してみると、びっくりするくらいたくさんの綿棒が出てきました。食道炎もひどい状況で、あと数時間手当てが遅れていたら胃が破れていたかもしれないと のお話に、「間に合って良かった!」とほっと胸をなでおろしました。

術後、流動食でのケアが大変でしたが、食欲はあったので、その後は順調に回復していきました。本当に、あのグッタリした昏睡状態から生還して良かったです。

お団子を串ごと飲み込む
犬 コーギー  快(カイ)ちゃん 7歳

昔はこんなことしませんでした。ここ1年位、テーブルの上の物をつまみぐいするようになってしまいました。大人になった賢さというか、人がいる時は絶対にやらないのでやっかいです。

その日は、ダイニングテーブルの椅子に上がって、テーブルの上のお団子を食べていた所を家族に発見され、「これは大変!」と取り上げようと追いかけたら、 快 はお団子を取られまいとそのまま串ごと飲み込んでしまいました。びっくりして近所のかかりつけ病院にかかり、とりあえず吐かせてみようと液体の薬をスポイトでどんどん飲ませて吐かせてもらったのですが、肝心の串は出て きませんでした。

そこの病院ではすぐに手術はできないとの事で、自宅へ戻り、すぐにでも緊急手術に対応してもらえる病院をインターネットで探し、アニマルメディカルセンターの「動物救急医療センター」へ急いで連れていきました。

救急センターでは、迅速に検査が始まり、すぐに「動物手術センター」にて異物を取り除く手術が行われ、無事に串がそのまま取り出されました。あんな鋭利なものが腸に刺さったら大変なことになる所でした。

退院時に快を迎えに行くと、とても嬉しかったようで、ニコッと笑って迎えてくれました。あの顔は一生忘れられません。

食事が変わったので、はじめは嫌がって食べませんでしたが、それもすぐに慣れ、今では処方食が大好きになりました。投薬もピルポケットを利用した為、嫌が らずにうまく飲んでくれたので、順調に回復していきました。ただスポイトなどの液体は今でもトラウマになっているようで、見ると逃げ出します。(笑)

今回、不幸中の幸いというか、手術時の全身検査の結果、肝臓が通常より小さい(小肝症)ことがわかり、今後肝臓のケアをしていく事になりました。

早期発見、早期治療・・・!これもアニマルメディカルセンターのおかげですね。

小腸内異物(ペットボトルキャップに髪の毛が絡まったもの)
犬 MIX  ゴボウちゃん 2歳

嘔吐が5回以上頻繁に続き、お腹をひきずるような格好をとるので、「これはおかしい」と思い、夜中でしたので、「東京動物夜間病院」へ連れて行きました。以前もプラスチックを飲み込んで嘔吐した事があったので、又何か食べてしまったのではないかという思いはありました。

検査の結果、やはり異物の存在があり、そのまま「動物手術センター」へ搬送してもらい、手術を受ける事にしました。 手術で出てきたのは、ペットボトルキャップに髪の毛が絡まったものでした。

手術後は嘔吐も止まり、傷の違和感はあったようでしたが、お腹を引きずる仕草はしなくなりました。 食欲もあり、処方食もすぐに食べてくれました。普段はドライフードを食べているので、今回ウェットフードは口の周りが汚れてしまうのが苦労と言えば苦労だったかと思います。薬は教えてもらった通り、ピルポケットを利用し、うまくいきました。今ではすっかりと回復し、元の元気なごぼうに戻りました。

※「ごぼう」という名は、食べ物ではなく、飼い主さんの出身地の地名から取ったものです。

消化管内異物(針)
犬 ミニチュアダックス  ダンキチちゃん 6歳

縫い物をしている時に、針で指を刺してしまい、ティッシュで血をふき、ティッシュと針をテーブルに置き、ちょっとその場を離れた後に戻ってみると、そのティッシュの一部が無く、床でバラバラになっておりました。

「針が・・・無い!」刺しておいたはずの針が見当たりませんでした。

「針を飲み込んでしまったかもしれない!」と思いました。本人は嘔吐や下痢などの症状はまったくありませんでしたが、針が内臓に刺さると大変だと思い、日曜日でも診療してくれる病院をインターネットで探し、「センター病院」にかかりました。

すぐにレントゲンを撮ってもらい、確認すると、やはり針がレントゲンにばっちり写っておりました。もちろんすぐに「動物手術センター」にて摘出してもらう事にしました。

手術は無事終了しました。

術後、排泄がうまく出来ず、尿をたらたら、便もきばって苦しそうでした。消化管内の針の為なのか、「出血のせいで、「黒い便」をしばらくしますよ」と先生に言われておが、実際に黒い便が出てきました。投薬はスムーズに行えましたし、食欲もあったので、日々、順調に回復していきました。

犬の嗅覚はすごいものですね! これからは、いたずらされないように気をつけて行きたいと思っています。

胃・ 小腸内異物(焼き豚の紐)
犬 ミニチュアダックス チョコちゃん 6歳

帰宅するとチョコが吐いていました。 普段からそんなに吐く事がなかったので、すぐにかかりつけ病院にかかり、点滴治療と内服処方をしてもらいました。しかし、退院しても食欲がなく、薬も飲む事ができず、再び嘔吐が始まりました。

再度かかりつけ病院へ行き、別の点滴治療を受け家に帰りましたが、その日の夜も嘔吐が続きました。本人も苦しいのか眠れず、落ち着かない状態が何日か続きました。

かかりつけ病院の先生も、「これだけ嘔吐があるようでは、もっと設備の整った病院できちんと検査を受けて、原因を調べてもらった上で治療を行った方が良 い」とアドバイスを受け、アニマルメディカルセンターを紹介していただき、すぐその足で「センター病院」へ向かいました。

レントゲン検査の結果、腸がとても太く映っており、これは、普通の状態ではなく、何かが腸に詰まっているとの事で、手術のご提案を頂きまし た。最近何かを食べてしまったような心当たりは、全くありませんでしたが、全てをお任せして「動物手術センター」にて手術をしてもらいまし た。

お腹の中から出てきたものは、なんと紐でした。それも随分長期間お腹の中にあったようです。思い返すと、かなり前の話となりますが、もしかしたら焼き豚を煮込む時に使う糸を飲み込んだのかもしれません。恐らく、随分肉と一緒に煮込んだ紐でしたので、興味をひいてしまったのでしょう。ゴミに捨てたつもりでしたので、なくなった事には全く気が付きませんでした。紐は胃と腸から出てきたのですが、随分長く胃内に留まっていたものが、腸に動いてしまい詰まってしまったようです。あと数時間摘出するのが遅かったら、 もっと大変な事となり、死んでいたかもしれませんでした。間一髪でした!

術後は、嘔吐もピタリと止まり、もともと食事の好き嫌いもなかったので、処方食をよく食べてくれたので、回復が早かったと思います。今までもゴミ箱をいたずらされないように、蓋に重しを乗せたりしていましたが、さらに気を付けて行かなくてはと思っています。

異物摂取(とうもろこしの芯)
犬 ノーフォークテリア 麦ちゃん 3歳

今まで飼っていた犬達は、上手に芯を残してトウモロコシを食べていたので、まさか芯まで食べてしまうとは全く思っておりませんでした。

麦にも同様にトウモロコシをそのまま与えた時、ふと目を離した隙に、丸ごとなくなっている事に気が付きました。ですが、「食物繊維だから食べたとしても大丈夫 だろう」と勝手に思っておりました。しかし翌日、空嘔吐し始めたので、インターネットで調べてみると、それはとても危険な事であり、腸に詰まると腸閉塞となり、とても危ない状態になってしまうなどが解り、かかりつけ病院はもう閉院の時間帯でしたので、「動物救急医療センター」で診てもらう事にしました。

迅速な検査が行われ、腸に詰まっている事が判明し、「動物手術センター」にて直ちに手術を行ない、取り出してもらうことになりました。 手術は無事に終了しました。

自宅に戻った当初はなかなかカラーに慣れず、座ったままウトウトし、クッションを支えにして頭を乗せて寝ていました。しかし、なかなか横になれないような ので、洋 服を作って着せることにし、ハードカラーからソフトカラーに変更してあげましたら、楽になったようです。 排泄もなかなかせず、しばらくは回数も少なかったのですが、嘔吐はピタッと止まり、食事は流動食が必要な為、ドライフードを粉にしてストックしておきまし た。毎 回、水を入れて、すりこぎですりました。これで流動食が完成です! ミキサーを使うとベタベタして、毎回洗うのが大変だと思い、この方法を思いつきました。

「動物救急車」の利用も大変助かりました。 タクシーだとちょっと怖いし、運転手さんによって遠回りになったり、嫌な顔されることもあるので・・・!

いつもと様子が違う・・・消化管内異物
犬 MIX  ビッタちゃん 6歳

甘え方がいつもと違うのでどうもおかしいと思いました。いつもに比べて少し元気がなく、もうその時点でアニマルメディカルセンターで診てもらおうと考え、いつもお世話になっている「センター病院」を受診しました。

これといった症状があった訳ではなかったのですが、念のためにと検査を受けた所、異物を摂取している事が判明し、すぐに手術をしてもらう事にしました。もう、手術でしたら、こちらの「動物手術センター」に任せれば大丈夫!と普段から思っておりました。

手術後、本人には精神的にダメージが大きかったようで、退院直後は食欲がまったく出ず、翌日再度「センター病院」にかかり、点滴治療を受けた所、元気が回復し、それからはグッと調子も上がっていきました。

ビッタには少し重いブルーのカラーを透明なものにチェンジしてもらうと、さらにコンディションがよくなり、それからはどんどん回復していきました。

「何か、いつもとは違うな・・・!」と思った事が、異物摂取の早期発見につながりました。 これからもビッタの様子には注意を払っていこうと思っています。

単4電池を飲み込んだ
犬 ビーグル  小太郎ちゃん 1歳

テーブルの上に置いてあったテレビのリモコンを前肢で払い、床におとしてしまいました。その際に蓋が開いて中の電池がバラバラと出てしまいました。 「あっ!」と思った時には2個あるはずの電池が1個しか見つからず、「もしかして小太郎が食べてしまったのかも・・・」と思い、即座に「動物救急医療センター」へ駆け込みました

恐らく、「こらーっ!」と突然大声を出してしまったので、慌てて口の中のものを取られまいとゴクッと呑みこんだのだと思います。レントゲンにははっきりと電池が映っていました。

 

そのままお預けし、「動物手術センター」での手術をお願いする事にしました。先生から、電池を飲み込んだ場合、無理に吐かせたり、内視鏡での取り出しはかえって危険と教えていただきました。

手術は無事終了し、その日のうちに退院できました。

退院初日は大人しかったのですが、翌日からはいつもの元気が戻ってきました。カラーをしていて寝方がわからなかったらしく、初日は座ったままで白眼をむいて「コックリ・・・コックリ・・・」しており、そのうちにバタッと倒れこんでから、次から横になって寝る事ができるようになりました。

小太郎はいつもおもちゃを分解してしまうので、それが悩みの種となっております。 先生からも、「一度誤飲した子は、気を付けないとまたやりますよ!」と注意を受けました。二度と起こらないように周りの環境に気を付けなければと思っています。

小腸内異物(種)
犬 トイプードル  アニカちゃん 7歳

朝、食事を摂った後から嘔吐が始まりました。わりとよく空嘔吐をする事があるのですが、今回は、いつもと様子が違っていた為、近所のかかりつけ病院を受診した所、「胃の具合が悪いのでしょう」と点滴治療を受け、薬を処方されました。しかし、午後になっても嘔吐は止まらず、食欲がまったくなくなり、水も飲まなくなり、薬も受け付けませんでした。

「このままではどんどん具合が悪くなる!」と夜間診てもらえる「東京動物病院24」を受診する事にしました。普段から車で病院の前をよく通っていましたので、何か緊急時はここへ来ようと思っていました。

病院に到着するとすぐに検査が始まり、その結果、異物が詰まっている可能性が高い事が判明した為、急きょ「動物手術センター」へ搬送しました。

実は、他の病院で乳腺腫瘍の手術をしたばかりだったのですが、開腹を避ける為に、初めは内視鏡検査を受け、必要となれば、その後手術を受けることにしました。

結果は異物である事が判明した為、開腹手術となりました。お腹の中から出てきたのは、梅干しのような古い種でした。それもかなり時間が経っているような種でした。

無事に退院し、自宅で流動食を作って与えましたが、カラーに慣れていないせいか、お皿からだと食べにくそうだったので、手から舐めさせてあげるとうまくいきました。ピルポケットという薬用おやつで、投薬は問題ありませんでした。その後は、どんどん回復していき、今では、昔の元気な生活を送っています。

すべてはとても迅速な検査・治療を受ける事ができて感謝しています。夜中過ぎに連れて行き、その早朝には手術が終わったのですから、びっくりです。スタッフの方々からコンタクトもしっかり取ってくれたので、とても心強かったです。

教訓として、「空嘔吐は簡単に考えてはいけないんだ!」という事がよく解りました。普段から空嘔吐していたのは、きっと異物がお腹の中にあったからだと思います。 今後気をつけます。

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