胃拡張胃捻転症候群・胃固定術
犬 バーニーズマウンテンドック ナナちゃん 12歳
突然ナナが グッタリし始めました。その直前まではいつも遊びに来る仲良し犬の相手をしていたのに、突然泡を含んだ空嘔吐をしだしました。その日は相手の犬と軽く遊ぶ程度 で、特に興奮はしていませんでした。
「これはおかしいので救急で診てもらった方が良い」と思い、救急医療センターに急いで連れて行きました。
すぐに検査をしてもらうと、胃が拡張し、捻転しており、一刻を争う状況であることが判明し、すぐに手術をお願いしました。そんな病気の知識がなかったので、とても驚きました。
2回に分けて手術を行う予定でしたが、うまく胃のガスが抜け、そのまま胃の固定の手術ができたので、1回の手術で済みました。
術後は、立っている時間が多く、きっとお腹の傷が気になっていたのだと思います。その後、少しずつコンディションが改善し、今ではすっかりと回復し、あと少しでカラーを外せそうです。
胃拡張胃捻転症候群
犬 ミニチュアダックス チャッピ―ちゃん 14歳
以前から、かかりつけ病院で胆のうに問題があることを指摘されており、そのケアはしておりました。
ある日、食事をした直後、空嘔吐が始まり、苦しみだしました。そのうちに泡を出してしまうようになり、これは大変と思い、かかりつけ病院で教えてもらっていた「東京動物夜間病院」に駆けつけました。
緊急事態でしたので、すぐに診察してもらい、検査を受けました。その結果胃が異常に膨らんで拡張し、捻転を起こしていることが判明し、これは一刻を争う状況で命が危ない為、すぐに「動物手術センター」へ 搬送し、緊急手術となりました
先ずは胃の膨らみの減圧手術をし、その後に胃を固定するという2段階の手術となりましたが、無事に終了し、即日退院させてもらいました。
チャッピーは老齢犬なので、手術後、入院が長いとボケてしまうのではないかと心配しましたが、すぐに退院できましたので、とても良かったと思っています。
術後は、口から何も受け付けてくれなかったので、経鼻チューブで食事を与えた為、栄養がちゃんと摂れたようで、早い回復になったと思います。その後、2週間目で口から食べ始めました。病院スタッフの指導をしっかりと受けて、薬や水や食事の記録を細かくつけ、しっかりとチャッピーの事が把握できるように努力しました。今では、普段と変わりなく過ごしております。
胃拡張-捻転症候群・脾臓捻転・小腸捻転・摘出手術
犬 ワイマラナー サブちゃん 11歳
ちょうど長い休みが続き、かかりつけ病院が休診の時の事でした。普段と変わりなく散歩へ行き、帰ってきてからはいつもの場所で寝ていました。ところが突然、空嘔吐し始め、どんどんお腹が膨満してきました。明らかにどんどん膨れていくのが目に見えてわかりました。
そのうちだんだん白眼になりだし、本人の意識もうつろな状態になってきたので、「こ れは大変なことだ！」と思い、365日診療しているアニマルメ ディカルセンターの「センター病院」を受診しまし た。その時大型犬の為、移動の車も手配できなかったので「動物救急車」にお願いし、搬送してもらいまし た。 これは、とても助かりました。
「センター病院」に到着し、迅速に検査が行われ、「胃拡張胃捻転症候群」 ということがすぐに判明し、そのまま「動物手術センター」にて緊急手術が行われました。
一旦、胃の減圧手術を受け、翌日に固定手術をし、その日のうちに退院となりました。
自宅では、誰かが必ず側に付いているようにしました。スタッフから食事の方法や投薬の方法など、細かな指示を受け、そのとおりにケアしました。「胃拡張胃捻転症候群」のせいで、脾臓や小腸も影響を受けてしまい、小腸は1/2摘出する事となり、脾臓も摘出しました。また腹膜炎も起こしおり、これも手術で治してもらいました。
大手術を数度受けましたが、今では、すっかりと元気を取り戻し、嘔吐もまったく無くなりました。
胃拡張胃捻転症候群
犬 ゴールデンレトリバー モナちゃん 8歳
それはある土曜日の午後に何の前触れも無く、突然襲ってきた生命の危機でした。
毎年、盛夏恒例の自宅屋上での子供用プールで水浴びを、お昼頃から家族と一緒に楽しんでいたモナの様子が１時間後に急変！急に元気が無くなったと思ったら、お腹がパンパンに膨らんでいました。いつも身体にいっぱいの水を浴びて大はしゃぎし、何時までも遊んでいる子なので、その時は熱中症になったかと勘違いして、身体を夜まで冷やして様子を見ていましたが、まったく回復しませんでした。
緊急診療して頂けるアニマルメディカルセンターの「動物救急医療センター」に駆け込んだのは夜中の事でした。自宅から車で15分という近距離にあったことも幸いしました。
すぐさまレントゲンなどの詳細な検査が行われ、その結果、緊急疾患である「胃拡張- 捻転症候群」であることが判明しました。（後にこの病症について色々と調べてみた所、特にゴールデン等大型犬に発生しやすい病症で死亡原因の第二位との報告があり、症状としては劇的な胃の拡張がありその殆どが90～360度の捻転を伴い、放置すれば数時間内で死亡するという死が切迫した疾患であるという事が判りました。）
先ずは緊急処置が行われ、その後、「動物手術センター」にて手術に入りました。
夜中に受診をし、その朝には緊急手術開始という素早い適切な判断と対応をして頂き、24時間体制で小さな命を救って頂いた全ての先生に改めて心から感謝申し上げます。
また、今回の手術では胃捻転の再発防止のための「胃固定手術」、胃に付帯して位置する脾臓腫瘍の切除（生検後に良性と判明）、幼少時代に行った避妊手術（卵巣摘出）で残っていた子宮の切除を併せて行って頂きました。手術費用はそれなりにかかりましたが命に代える事は出来ません。
今回のことで病気の早期発見と早期の治療開始が救命の基本であることを再認識したと同時に、最先端の医療知識と設備によるアニマルメディカルセンターの24時間救命体制の重要性と医療技術に改めて信頼を置かせて頂く次第です。
家族同様に生活している様々なペット達ですが、言葉が話せませんので、これを機にクラブAMCのメンバーとなり定期的健康診断（1日ドック）をこれからはお願いさせて頂くつもりでおります。
胃拡張胃捻転症候群・肝腫瘍・皮膚腫瘍
犬 ゴールデンレトリバー サクラちゃん 12歳
食事はいつも夜に１回与えるようにしていました。その日もいつも通り食べ終わってから水を飲んでいました。すると突然水を飲むのをピタッと止め、いきなり嘔吐が始まりました。何かを吐くわけではありませんでしたが、とにかく様子がおかしかったのです。お腹を触るとパンパンに膨らんでいました。
急いでインターネットで調べて、夜中も診てくれるアニマルメディカルセンターの「動物救急医療センター」にかかることにしました。病院へ到着するまでの車の中で、さくらはもうすでにグッタリした状態になっていました。すぐに詳細な検査が迅速に行なわれ、その結果、胃が拡張し過ぎていることや、肝臓にも腫瘍があることが判明しました。
すぐに「動物手術センター」にて緊急手術が行われ、拡張した胃が捻転しないように、胃も固定してもらい、肝臓の腫瘤物と同様、以前から気になっていた皮膚にできていた腫瘍を取ってもらいました。
手術後はとても経過が順調で、翌日には退院し、その後の食事も投薬も問題なく与えることができました。困ったことがあるとすれば、手術後にも関わらず元気が良すぎて安静が出来ず、傷がくっつきにくかったくらいですね！
大型犬に多い胃拡張・胃捻転症候群のことは今回初めて知りました。そしてこれを期に、食事の回数を増やし、１回の食事量を少なくすることにしました。
胃拡張胃捻転症候群
犬 ゴールデンレトリバー リブちゃん 10歳
半年位前に、吐き気があって「ウッ、ウッ・・・」となるのですが、嘔吐物が出てこない症状があり、かかりつけ病院で口からチューブを入れてもらい治療したことがありました。その時は、うまく治療できたのですが、次にもし症状が出てきたら手術が必要と指導されていました。
今回は、早朝に同じ症状が現れ、お腹がパンパンに膨れた状態になっていました。朝早いため、どこも開いている病院もなく、前もって24時間診療をおこなっているアニマルメディカルセンターを調べておいたので、「動物救急医療セン ター」にかかり、迅速に検査をし、すぐに「動物手術センター」にて緊急手術をお願いしました。
退院した当初は、ずっと立ったままで、薬も飲まずという状態でしたが、翌日には疲れたのか、ずっと寝ていました。食事を小分けしたり、流動状にして食事治療を行いました。その準備は大変でしたが、リヴはちゃんと食べてくれたので、随分と助かりました。
今回、手術をしてもらい、回復しましたが、今後も生活において、食事回数やタイミング、運動の際の注意点をしっかり守らねばと心に決めております。
胃拡張胃捻転症候群・胃固定術
犬 フラットコーテットレトリバー リサちゃん 8歳
朝9時頃食事をして、昼過ぎにドックランでボール遊びをしました。大型犬は食事の後に激しい運動をしたりすると、拡張した胃が捻転してしまう事があるという事は知っていました。ですから普段から気をつけてはおりました 。
ところがある日、遊んだ後に空嘔吐をしだし、夕方には意識もうろうになり、状態がどんどん落ち込んでいきました。
かかりつけの病院にて、胃拡張胃捻転症候群の可能性があると診断され、すぐに手術を施さねば危険であるとの事で、アニマルメディカルセンターを紹介してもらい、急いで「動物救急医療センター」へ連れて行きました。
詳細に検査を受け、緊急手術を受ける事になりました。拡張して膨らみすぎた胃の減圧と捻転によってダメージを受けた脾臓の摘出、再度捻転を起こさないための胃の固定術を行ないました。腹腔内で大量出血があったため、かなり重篤な状態でしたが、輸血治療によって危機を乗り越えました。
手術は無事終了しました。退院後は家族皆で力を合わせてケアに努めました。横たわって意識が遠のいて、死んでしまったかと思うこともありましたが、そんなときリサを救ってくれたのは、家族が帰ってきたドアの音、そして好物の匂いを嗅がせることでした。食いしん坊が原因でなってしまったようなものなのに、食いしん坊だった事が命を救ってくれました。
これをきっかけに、徐々に危機から脱していったと思います。年齢は8才ですが、一緒に暮らし始めたのは6才からでしたので、今まで少し遠慮がちなところがありました。けれども今回の病気を家族一緒に乗りきったことで、絆がより深まりました。リサが心から私達に身を委ねてくれるようになった気がします。病気に立ち向かっていくには、家族の力は絶大であると思っております。
