レッグパーセス氏病
犬 トイプードル こたろうちゃん 9ヶ月
「まさかこんな病気だなんて思いませんでした。」
アジリティが大好きなこたろうちゃん、いつの頃からか後肢を引きずって歩いたり、挙上したりするようになりました。 鳴いて痛がる様子を見せたりはなかったのですが、飼い主さんは左右の肢の筋肉の付き方が違うように感じたそうです。
なんだかおかしいと感じた飼い主さんは、もともとご実家の犬が長くかかっている当院へ来院されました。 その日のうちに、検査を受け診断がつき、整形外科の手術を薦められました。 先生からの説明で、痛みがあるので肢を挙げたりする仕草があるとわかり、飼い主さんはショックだったとか。 少しでも早く痛みをとってあげたい、そんなお気持ですぐに手術は決断されたそうです。
「肢のこと以外での些細なことでも、相談に乗ってくれるスタッフがいたから不安はありませんでした。」 こたろうちゃんは、術後は3日間ずっとキュンキュン鳴き通しだったそうですが、飼い主さんは手術前よりもなんだか愛おしく感じられるようになったとおっ しゃいます。
退院後、担当スタッフの指導のもとすぐに自宅でのリハビリを開始し、今もずっと続けています。 小太郎ちゃんも飼い主さんも、少しづつ肢の機能が改善していくのがわかるそうです。
以前よりも一層コミュニケーションが深まり、前向きに生活できているのを実感しているとか。治療することで前向きになる、前向きになることがさらに治療につながる、小太郎ちゃんも飼い主さんも頑張っています。
レッグパーセス(大腿骨頭壊死症)
犬 トイプードル×マルチーズ マンネちゃん 1歳
マンネが我が家に来た当初から ピョンピョンと歩く歩き方をしていました。そのうちに跳ねる回数が減ってきて、後肢をひきずるような感じの歩き方に変わっていきました。食欲もなくなり、これは何か変だと思い、病院で診てもらおうと思いました。
以前から他の犬達でお世話になっているアニマルメディカルセンターで診てもらうことにしました。「センター病院」で全身チェックを受け、詳しく検査をしてもらった所、股関節の問題が指摘されました。私たちにはレッグパーセス病などという病気の事は全く知りませんでしたので、とってもびっくりしましたが、早急に手術をした方が良いとの事で、先ずは左を手術しましたが、術後、右肢も病気が進行してきたので、予定よりも早く手術する運びとなりました。最初から両肢とも「動物手術センター」で手術をお願いするつもりでおりました。
1回目は、手術の経験がないので、本人も「あれ?」と言う間に終わったようで、術後も楽な感じでしたが、2回目の手術の方が退院後は大変そうでした。1回目の事を覚えていてそれがトラウマになって不安があったようで、なかなか眠れないようでした。
投薬も苦味が強い薬は飲まないことがあったり、側を離れると鳴いて探しまわるくらいさびしがり屋なので、ちょっとケアが大変でしたが、今では、普通に生活する事ができるようになっております。