馬尾症候群

馬尾症候群(椎体円板疾患)

馬尾症候群(椎体円板疾患)
犬 ビーグル ゴローちゃん 13歳

馬尾症候群(椎体円板疾患)

何となく便をする時の感じが普段と違いました。
・排便しにくそう。
・いつもより腰をあげすぎた排便姿勢。
・排便時に「キャン!」と鳴く。
・排便するのを躊躇する。
・いつもはぴんと上げている尻尾がずっと下がっている。

階段は駆け上がりますし、食欲も元気も普通にありましたので大丈夫かと思いましたが、やはり気になったので、かかりつけ病院へ行きました。そこでは肛門嚢が溜まっているのかも知れないと、肛門嚢を絞ってもらいましたが、状態は変わりませんでした。

やはり10年前に頚椎の手術をして治してもらったアニマルメディカルセンターで、詳しく診てもらおうと、何年かぶりに「センター病院」を訪れました。 詳しい検査の結果、「馬尾症候群」ということがわかりました。

年齢的なこともあり、内科的治療を取るか手術をするか正直迷いましたが、痛いのが続くのはかわいそうでしたので、「動物手術センター」にて手術をしてもらうことに決めました。いっときは手術のあとが痛いかもしれませんが、これから先長い目でみて手術で根治した方がよいだろうと家族で話し合って決めました。

術後は、寝ている事が多かったのですが、最初の排便の時から治療の効果が現れました。便が痛みもなくするっと出て、本人も「あれ?痛くもなくスムーズに出たぞ!?」という感じで、後ろを振り返ってお尻の方を見て、キョトンとしていました。きっとそのくらい痛みが激しくて、排便することがトラウマになっていのでしょう。

その後、ぐんぐん回復し、尻尾も徐々に上がり、きちんと振れるようになりました。

ゴローの尻尾はその日のバロメーターですので、ピンと上がった尻尾を見て、家族もとても喜んでおります。体力のあるうちに、手術を受けて良かったです。

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