リハビリセンター

動物のリハビリについて

動物のリハビリについて

人と動物とのリハビリテーションの違い

『リハビリテーション』はラテン語が語源であり、re(再び)+habilis(適した)に、ation(動作)を続けて、『再び望ましい状態になること』を意味します。人におけるリハビリテーションでは運動機能の回復だけではなく、聴覚、視覚、言語障害の改善の為や、心理学的指導も含め、社会生活への復帰のための様々な方法をも含みます。

動物のリハビリテーションは骨折などの整形手術の後や関節炎、脊髄疾患、高齢動物における運動機能の回復、手術直後の痛みの緩和、筋肉量や関節の可動域の維持による正常な活動への回復が主な目的になります。そのことから動物ではリハビリテーションの手段として主に理学療法(マッサージ、運動、温熱など物理的手段を加える治療)が行われます。

リハビリの治療効果

近年、さまざまな原因により運動機能障害をもった動物に対してリハビリを施すことが、手術などと同等、あるいはそれ以上に治療効果をもたらす事が分かってきました。

人も動物も一般的には障害を負った部位は動かそうとはせず、かばう姿勢や行動をとります。人においては、そのような状態であっても意識的に運動することはできますが、動物では防御本能から動きを制限するようになり、状態によっては運動機能の回復が遅延、悪化、さらには動物本来の活動を取り戻すことが困難になります。よって障害の種類や程度を理解した上で、動物の筋肉や関節、運動神経に積極的に働きかけ、使わせることがリハビリのとても重要なポイントになります。

猫にもリハビリが行われる

現在は、犬だけでなく猫に対してもリハビリテーションが行われます。

当初は専門家の中でも猫には不可能と言われたことでしたが、その重要性から、猫の性質を考えた方法がとられ、治療の有効性も出ております。

リハビリテーション治療の基本は、動物の身体の構造とその動きや機能を知ることにあります。

リハビリ専門スタッフによるサポートが受けられます。

当センターでは経験豊富なリハビリを専門的に行うスタッフもおり、最新のリハビリテーションを取り入れながら、動物たち、飼い主の皆様をサポートをして参ります。