救急医療センター

救急手術について

救急手術について

手術は体へ侵襲を加えることですので、状況が許すのであればしっかり内科治療を行ってから臨むべきです。しかしそうも言っていられない状況であれば、救急手術をご提案することとなります。

救急手術には2つのケースがあります

①すぐ手術を行わないと命に関わる場合

②輸液療法などで状態を安定化しないとできないが、なるべく早急に手術を行わなければいけない場合

①は、呼吸がうまくできない場合(例;食道内の異物による気道圧迫)や、血液循環がうまくいかなくなっている場合(例;拡張してねじれた胃が血管や他の臓器を圧迫し循環不全を起こす胃拡張・胃捻転症候群)、持続的な多量出血がある場合(例;外傷や腫瘍などによる脾臓の破裂)。

②は、重度敗血症(感染により生命が危ぶまれる臓器障害を起こしている状態)である、またはこれからその可能性がある場合です。例えば、胆嚢破裂や消化管穿孔、子宮蓄膿症などです。

経験ある外科チームによる救急手術

当院では経験ある外科チームが、日々1頭でも多くの命を救うために救急手術を行っており、全力で対応致します。